2012年09月17日

バスケット練習品質向上のための考え方_参考事例の紹介

朝のニュースで金本選手が引退を決めたと報道していた。最後まで成長しつづけた大選手だと思った。
2006年にデッドボールで左手手首付近を骨折しながら、翌日の試合に代打で出場、右手でライト前にクリーンヒットを打った場面を紹介していた。多分、基礎練習の一部で左手だけで打つ事を身につけていたのだろう。
思い出したのは、1957年のある金曜日の夜、研究室にひとり残って有機実験の片づけをいていた時、洗っていたビーカーが突然、音もなく割れて、鋭利な割れ目で、左手の平に5針縫うけがをした。隣室の研究生のお世話になり、大岡山の外科で縫合してもらった。翌日の試合は、確か、格上の中央大学が相手だった。左手は、軽く握ったまま包帯を巻かれていた。コーチからやれるか?と聞かれてできます。と言ってしまった。
片手でキャッチする技術は、高校時代に習って身につけていたから問題ない、シュートも左手のシュートはもちろんできないが、効き手は右だからかなりのことはできる。パスも同様である。試合に出て、左手を握ったままという制約下だが、シュートも入れたし、ターンオーバーはなかった。
こんな自慢話をして申し訳ないのだが、練習の品質、限られた時間内にどれだけの知識や技を身につけさせるか!の事例紹介が目的である。
中学3年からバスケを初めて、週に二日練習した。高校1年は、週3回、1時間半から2時間、高校3年の夏休みまで。進学校だから当然だが、他校の事例を聞くと、週5日とか、6日練習するのが珍しくなかった。その間に教えてもらって身に付けた技のなかに、上記の技術が含まれていたことを紹介して、練習の品質管理が、計画と実践を通じていかに重要かを理解していただきたいのである。
その要点は、バスケットする心に書いてあるが、私がそこに書かれていることを現実に当て嵌めて理解するようになったのは、かなり後になってからだから、畑先生から直接指導を受けた、高校時代の数年間に得たものが大きいのだろう。

高校2年のときは、中学のコーチを担当させて貰った。先生が「一番効果の上がる練習方法は、ゲームをさせることだ」と言われたのを憶えている。先生の練習では、ゲームの中で、基礎的な体の使い方を繰り返し訓練する事が多かった。基本的な体の使い方を意識づけたうえで、いくつかのレベルのゲーム形式の練習を行うのである。ある高名な米国のコーチもその教え方を評価したという話も聞いた。私流に少し補足すると、時間的には100分の1秒以下レベル、距離的には10センチ以下、人の動きについては、関節の角度、重心、回転運動の慣性モーメントなどできるだけ具体的に把握して、プレーヤーに伝えるようにしている。例えば、体のどの位置でボールを持つか?というテーマについては、上下方向で上中下の3段階として、水平方向に、左中右の3段階があるから、3×3=9通りの位置がある。ボールの位置を変える動作は、基本形だけで、9×9=81通りある。そのうちのいくつかはチーム練習で取り上げて訓練し、あとは、各プレーヤーの自発的な技術開発にゆだねる、といった具合である。

練習中に、コートに響く注意は「見ろ」、「何を考えているか」、「どこそこへ動け」、「何をしようとしているか」、「もう一度」、「もっと早く」と言ったことで、見ていなかったり、注意散漫だったりすると、その瞬間に、プレーをストップして叱られた。リアルタイムでチェックされるから、何を言われたのかよく分かった。

留意しないといけないのは、シュート練習の機会を何時、何処でもつか?である。日本ではバスケット・コート(ゴールだけあればいい話なのだが)が極端に少ない。チーム練習のために、チームとしてコートを専用する時間の中でしか練習できないのが普通である。シュートは、個人練習によるしかないのに、個人が練習を管理することが極めて困難な環境にある。私の住んでいる駒込近くには、三菱の養和体育館があり、バスケットコート3面があるが、卓球、バレー、フットサルなどと共用だから、普段はシュート練習できない。六義園の近くの公園に一つだけバスケットのリングが設置されているので、ボール持参でそこに行って練習するしか方法がない。昔は、学校でも、職場でも、アウトコートのリングがあって良かった。今は、ボールはふんだんにあるが、シュート練習する場所と時間の制約が大きい事に対する対策を考える必要がある。

以上、金本選手の偉業(今日は巨人戦で475本目のホームランを打った)に触れた機会に思いついた練習の品質向上のための参考事例を紹介した。
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2012年09月11日

バスケット練習品質の目視評価法1の続き3


当たり前のことで、書くのは気が引けるのだが、現実には、
注意して観察すると、パスのコース・タイミングがずれたり、
キャッチしたボールが手のなかで、遊んでいる時間があるのが分かる
事が多い。

パスをキャッチした瞬間は、そのプレーヤーがシュートを含むプレー
を始める瞬間で、その瞬間にシュートできるかできないかによって、
デフェンスの負荷は非常に違ってくる。シュートできないと見れば、
シュートをさせないという仕事からは解放される。
シュートを防ごうとしてくれば、当然、攻める側の攻撃手段は
リッチになるわけだ。

この意識に達すれば、以降の考察が発展し始める。
練習のプログラムやコンテンツも変わってくる
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2012年09月09日

バスケット練習品質の目視評価法1の続き2


着眼点その1は、パスがノーモーションでリリースされているか?
着眼点その2は、パスが素直な回転を伴って、受け手のポイントに
行っているか?
着眼点その3は、受け手は、ボールを一瞬に受ける指と掌の淵で
キャッチし、その瞬間に次の動作(例えばシュート)の準備がで
きているか?

を見ればよい。

以上の着眼点に改善の余地を見つけたら、練習を止めて、プレー
ヤーに意識改革を求めるのだ。
posted by BB Consultant at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 改善ポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バスケット練習品質の目視評価法1の続き1

パスとキャッチも目視評価は、簡単な話だ!

ISOのマネジメントシステムのように、文書化してマニュアルを
つくることもできる。その骨子は、「バスケットする心」に書い
てあるし、ボクも前回、既に、示している。

現実に目にするのは、その骨子に明らかに違反しっぱなしで、練習
と称して時間を空費どころか、悪い癖を習慣化するために浪費・悪
用している場合がある。

一見しては、問題ないように見えても、競技の性格が100分の1秒以
下の優劣を争う点にあるから、評価者に要求される能力標準は高くて
しかもきりがない。

しかし、ここまでは、プレー経験がなくても、理解と意識で、ある程
度分かるようになるが、経験があっても、瞬間における評価を意識し
ないとだめだ。

指導者ともなれば、評価した結果から、改善方法と指導方法を立案し、
実践しなければならない。

サッカーでいえば、ジーコとザックとどっちが優れているか?
の問題になる。
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2012年09月08日

バスケット練習品質の目視評価法1

例を挙げれば沢山あるが、

スが正確か?
キャッチは正確か?

二人の当事者がいる。役割は違う。
二人は共通の上位目標(点を入れる)を目指している。

バスケットは、時間的には、100分の1秒以下の争いをする
のだから、上記の正確か?の評価基準も極めて厳しい。
正確さを長さで表現すれば、センチの単位になるだろう。

以上を踏まえて、練習中に数多く行われるパスとキャッチを
観察すれば、そのチームの練習品質が分かる。
数字で表現することも可能だが、それより、意識改革をして、
直接改善した方が良い。
posted by BB Consultant at 02:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 改善ポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月06日

練習の品質

ボクは、「練習の品質を高める」とよく言う。
与えられた時間に、プレーヤーの技量をどれだけ向上するか、
と言う観点で言うことが多い。
畑語録で「練習とは良い体の使い方を習慣化する行為」と習
っているから、良い体の使い方を頭で理解して、どうやった
ら、短時間に習慣化できるか工夫した上で、集中して取り組
む。

ところが、よそのチームの練習を見ると、外れているのに、
良く出くわす。本来、目と頭と体を連係させて活動する練習
をしなければいけないのに、体だけ動かして時間を浪費して
いるのや、間違えた動きを見逃して、その間違えを習慣化する
のに時間を使っている例を見ることも多い。

言ってることは簡単なことだが、この問題を解決するのは、結
構難しい。通常は、コーチの責任と権限で、プレーヤーとの真
剣な遣り取りを通して直していく。コーチが無能ならだめ、有
能でも、プレーヤーとのコミュニケーションがないとだめであ
る。
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有効なバスケット体験

ボクは、自分が有効なバスケット体験をしたと思っている。
「有効」と言う意味は、楽しんだ!学んだ!などの質と量が素晴らしく
大きいことだ。

今も、大学生など、同好の人たちと付き合いがある。
今の若い人たちは、体を科学的な仕組みを使って鍛えているのは素晴ら
しいが、基本的な面と技術的な面で、抜けているので、及ばずながら
いろいろ働きかけて、彼らが気づいて改善するように、務めることで、
貢献しようとしている。

ボクがバイブルとして使うのは、畑龍雄先生が書いた「バスケットす
る心」と「タチカラ技術訓」だ。ボクが、畑先生から指導を受けたの
は中学3年から高校3年までの4年間、直接指導は、2年間程度だが、
以来60年たった今でも、有効なバスケット体験を継続している最大の
原因は畑先生の教えだ。

何を教わったのか?教わったのは、時間の使い方と体の使い方が、大
事だという事である。お金の使い方は、残念ながら教わらなかった。
教える、教わるというのは、共同行為だから、教わった成功例は、
二人の成果であり、教わらなかったのは、いずれかに原因があった
わけである。

そのようなことを考えて、いつもご無沙汰しているこのブログを見てく
ださる方に、最近やっている活動のレポートを、少しずつだが、発信して
いこうかと考えた。お付き合いくだされば幸せである。
posted by BB Consultant at 03:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ご挨拶! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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