2013年11月07日

第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会 日本が全勝で43年ぶり2回目の優勝!

2013年11月3日
第25回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会(兼 第17回FIBA女子世界選手権大会 アジア地区予選) 日本が全勝で43年ぶり2回目の優勝!来年のFIBA世界選手権の出場権獲得!!!

韓国に、65対43 で、終始押しまくって圧勝した。
昨年のオリンピック最終予選でも、圧勝しているが、数年前と比べて、どこが違ったのか、と考えた。
(1)中が強くなったことがひとつ、昨年は、間宮が入り、今年は、渡嘉敷も参加して大活躍。
(2)攻防の個々の駆け引きにおいて、優位を保った。

(1)項は、説明の必要がない。(2)項について、私の見方を説明すると、一つ一つのパスとキャッチにおける攻防の優先権をどちらが確保しているかを見ると、日本が優位を握っている時間が、はるかに長いように見えた。その結果は、ターンオーバーとかシュートの成功率に反映する。

今年の動画を見ることが出来なかったので、去年のゲームの動画で確認した。このような能力向上を、コーチ陣はどのような練習で実現したのかに興味を持った。動画を探したが、良く分からなかった。しかし、想像するに、動画を使って、瞬間の状況を共有したうえで、目標とする具体的な目安をもって、練習すれば、効果の上がる練習方法を作成できるのではないかと思った。コーチ陣頑張れ!

女子バスケ 日本vs韓国 ロンドン五輪最終予(2012-6-30)
http://www.youtube.com/watch?v=Aa5Wa7gI2D8
以上
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2013年10月31日

デフェンスの得点をとられ過ぎ対策

第三稿
秋のシーズンの直前、練習ゲームを見に行ったら、いろいろ問題があるように感じたので、チームのコーチに、改善したい問題を整理して、質問することを促した。次の3点について質問が来たので、以下に示すようにできるだけ丁寧に解説した。

(質問1)バスケットプレーヤーの体幹強化に関して
(質問2)ボール運び対策
(質問3)デフェンスの点と取られすぎ対策

本稿では、質問3についての回答を示す。

(質問3)デフェンスの面に関してです。
デフェンスに関しては、得点をとられ過ぎたという印象です。シェルデフェンスを遂行させるための、ノーミドル&2線、3線カバーの移動、相手の速攻に対して、ボールマンへのピック、リバウンドの意識、ボールへの跳びつき、特に、ふたつめの相手の速攻に対するピックが改善しにくい点として挙げられています。この点に関しては、切り替えを素早くする、ボールのピックの位置をハーフラインから3pで行い早めにボールマンにプレッシャーをかけるという意識づけで十分でしょうか?

回答(3):
点の取られ過ぎを防ぐ方策の基本は、オフェンスの終わり方、つまりターンオーバーの撲滅です。ターンオーバーが多いままで、早くピックしろ!しっかり守れ!といっても土台無理な話です。
勿論、チームメートのエラーをカバーする努力をしないといけませんが。デフェンスでボールマンに圧力をかける、持たせないようにする、得意なことはさせないようにするのは、鉄則でしょう!
ターンオーバーについては、試合ごとのボックススコアで個々のプレーヤーごとに数字で把握してありますが、顕著な改善が見えていませんね。1件ごとに原因を突き止めて、防止するための方策を実施しているのでしょうか?チームとしての対応に問題があると思います。
デフェンスはとても大事ですが、デフェンスを大事にしても、オフェンスの練習を怠っては、バスケットになりません。オフェンスは創造、デフェンスは対応ですから、オフェンスの技術がないチームではデフェンスの良い練習をできないのです。
ピボットとか、フェークとかバスケットの基本技術を練習をしていないチームでは、攻撃技術への対応するデフェンス能力が弱く、相手に簡単に抜かれます。
技術の要素の量としても、オフェンスの方がはるかに膨大です。一般的に云って、技術を身につけるための時間も長時間かかります。
デフェンスは対応なので、注意深く、集中力のあるひとは、良いデフェンダーになります。逆もまた真で注意力に欠陥があるひとは上手くいきません。
各ゲームに臨むにあたっては、相手チームの個々のプレーヤーのオフェンス技術を調べて、特技を発揮させないように、具体的に指示することがとても大切です。例えば「相手チームの特定のパスを邪魔しろ」「特定の場所でボールを持つことを邪魔しろ」「特定のプレーは邪魔しないでよい、その代わりに、何をしろ」などです。
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2013年10月30日

オールコートプレスに対するボール運び対策_バスケットボール

秋のシーズンの直前、練習ゲームを見に行ったら、いろいろ問題があるように感じたので、チームのコーチに、改善したい問題を整理して、質問することを促した。次の3点について質問が来たので、以下に示すようにできるだけ丁寧に解説した。

(質問1)バスケットプレーヤーの体幹強化に関して
(質問2)ボール運び対策
(質問3)デフェンスの点と取られすぎ対策

本稿では、質問2についての回答を示す。
(質問2)ボール運び、展開に関してです。
デフェンスの高いプレッシャーの中で、スムーズにボール運びや展開を行うためには、ボールマンの技術だけでなく、レシーバーの受けるタイミング、位置、受ける前の動きなどが必要です。しかし、今のボール運びは、ガード陣のドリブル能力に頼っている状況です。強いチームを相手にして、効率良く、チームとしてボールを運ぶ手段があるならば、展開も安定してくると思います。練習では、強度を高めるためにオールコートでボール運びからプレッシャーをかける等ルールを追加して対策を行うべきでしょうか?

回答(2):
ボール運びは、シュートとともにバスケット特有の基本技術です。基本から、構成要素技術、その練習方法など、包括的に述べたら、膨大な内容になってしまいます。ここでは、対症療法的に役立つように述べてみます。
「今のボール運びは、ガード陣のドリブル能力に頼っている状況」に問題を感じます。平均的なプレーヤーに要求されるドリブル能力は「1vs1で、ドリブルを継続しながらボールをキープする」水準です。二人以上のデフェンスに邪魔された場合には、空いた味方にパスすることで、攻撃のチャンスを良くしていくのが原則です。従って、ドリブルは、良いパスの機会を造ることにあるといっても過言ではなく、パスは受け手との連携作業ですから、受け手の居場所、動き、受ける技術などと関係してきます。ですから、相手のチームデフェンスを突破することだけを目指したドリブルは、相手の狙いの中に飛び込んでいくことになってしまいます。
では、パス&ランとどう組み合わせるか。これには、多様な要素技術があり、いわばバスケットの醍醐味ですが、ここでは即効性のありそうな項目を挙げます。
(1)先ず、5人でひとつのボールを運ぶ意識を24秒のカウントが始まる前から、持ち続けること。
(2)1vs1では、自分の相手を常時コントロールすること、コントロールできないときには、ボールから離れて、他の味方に場所を譲ること。
(3)1vs1では、自分の相手を常時コントロールするためのニッチとしては、考え方としては相手をよく観察して、コントロールすること、動きとしては、静止していることを含めて一歩一歩、1動作1動作が勝負だと思って駆け引きを展開します。相手の視野がブラインドになる瞬間を活用します。
(4)ボールマンとの位置関係のバランス、動くコースの選択を工夫します。
(5)パスは、タイミングとコースに配慮して、受け手とのミートするように、丁寧に行います。
(6)攻撃時間の24秒について、5人の作業の工程表を作って研究することを勧めます。関係者の理解を共有し、改善効果が上がります。工程表の作り方は、生産管理やプロジェクト管理の手法が良い参考になります。
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2013年10月29日

バスケットプレーヤーの体幹強化に関して_2013年秋のシーズン直前、三つの質問と回答(その1)

秋のシーズンの直前、練習ゲームを見に行ったら、いろいろ問題があるように感じたので、チームのコーチに、改善したい問題を整理して、質問することを促した。次の3点について質問が来たので、以下に示すようにできるだけ丁寧に解説した。

(質問1)バスケットプレーヤーの体幹強化に関して
(質問2)ボール運び対策
(質問3)デフェンスの点と取られすぎ対策

本稿では、質問1についての回答を示す。

(質問1)バスケットプレーヤーの体幹強化に関して
現在は筋力トレーニングの中で実施しており、確かにバスケットの練習のなかで鍛えるという意識は弱いように思えます。リーグ戦まであと2週間となり限られた練習時間の中で、どのように体幹トレーニングを組み込むのが効率的、効果的なのでしょうか?また、体幹トレーニングをバスケット的な練習の中に取り入れて行うためには、どのような点を意識的に選手に声かけすることが必要でしょうか。

回答(1):バスケットの中の体の使い方の競争力を高めるために有効な体幹を鍛えるよう必要があります。また、限られた時間のなかで効率よく体幹強化する方法を実施する必要もあります。
例えば、私が以前に、体育館で紹介したことですが、ドリブルのスタートの練習で、軸足の脛が床と平行になるように踏み出してからスタートさせるのが一例。これは、畑先生が採用されていた練習方法ですが、この練習には、日常慣れていない体の使い方の習慣化と特定の筋肉強化の目的がありますから、正しく、繰り返す必要があります。従って、各プレーヤーが、効率よく繰り返し訓練できるように、使えるゴールに少人数のプレーヤーを割り当てて、何十回も繰り返します。例をあげれば、きりがありませんが、パスしたら、同時に逆に一歩ダッシュ、これも一例。パスをリリースしたら、逆方向にダッシュして、直ちに引き返してミートしてパスを受ける、これも一例。これはボール運びの基礎練習にもなります。

一部のプレーヤーに云いましたが、ゴール下で100本ぐらい連続してリバウンド、着地したら、しっかり腰を落として、ピヴォットorドリブルしてジャンプショット、なども良い訓練です。あとは、いろいろ考えられるでしょう!体幹のなかに技能頭脳の働き(脳幹?)も含めることが肝要です。ボールをキャッチする瞬間、空中でキャッチして着地するまでの間の視野と脳の働きを強調するべきです。例えば、2分か3分、オールコートで2対2、または、3対3の常時プレスゲームをやらせる。プレーヤーは、常時動きまわることを要求される(動かなければ、攻防ともに、コーチは動け動けと指摘する)、その間に、視野、判断を要求する。無謀なドリブルなどを厳しくチェックする。
デフェンス特有のサイドステップ、など、ボールなしで、取り出して練習した方がよいものもありますが、多くのものはボールを使い、バスケットの技能頭脳の強化と組み合わせて練習できます。

コーチは、どのような体(視野・頭脳をふくむ)の使い方を強化するのか課題を明確にして取り組まないといけませんね。
posted by BB Consultant at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 改善ポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月26日

暫くご無沙汰したことのお詫びと予告

秋の関東大学リーグ戦で奮戦する母校の現役チームの応援に夢中で、ブログの管理がおろそかになりました。
練習ゲームを含めると10ゲームぐらい、集中して見たので、バスケット専門家として得るところもありました。チームは健闘したものの、巡り合わせに恵まれず、下の部に自動降格になってしまいましたが、今年の失敗を糧にして、来年は、即時復帰を実現するようにしっかり応援することにしています。
一方。2020東京オリンピックが決まりましたが、アジアで3位あたりを確保している女子は良いとして、弱い男子は、FIBAから、出場辞退勧告を受けるのではないか、という心配もあるらしい。
NBAのニュースも入ってくる季節です。

以上を踏まえて、ナショナルレベルとわがチームの強化w課題として、マクロに、ミクロに、考えてみようと思います。
posted by BB Consultant at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ご挨拶! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月22日

ボールハンドリングは多様だが、もっと大事なことは?

いろいろなパスがあることを述べたが、パスの発射点が、体の上下で5段階、左右と中央で3段階として、15の発射点がある。ボールを、その発射点の一つから他の位置に移動することによって相手との関係を有利にすることがある。移動する間に相手はボールをたたいたり掴んだりして邪魔立てするから、ボールは体でカバーする。ボールを動かし方は、15の自乗、225通りある。そのような多様な動かし方をなるべく沢山出来るようにした方が有利になるし、沢山の動かし方を身につけること自体はそんなに難しくない。各自、ボールを持って鏡の前で訓練できる。やる気ならやればよい、成果につながることは間違いない。

しかし、体の使い方は微に入り細に入り際限ないので、いくらでも解説できるし、時には細かい解説が有効なこともあるが、それよりずっと大事なことは、状況を見ること、把握すること、判断して、決断することである。勿論、これにも訓練が有効で、体も鍛えられていないと、健全な決断に至らない。その訓練を効率よく行うためには、意思と知識が必要であることを認識しなければいけないし、知識の伝達や共有のためのコミュニケーション能力、個人としてもチームとしてもコミュニケーション能力がないと上手くいかない。

我々の仲間には、制御工学の第一人者もいるが、制御工学の現在の水準では、バスケットボールの制御には役立たない。逆に、制御工学の研究課題は、バスケットボールの現場にたくさん転がっていると言えるのではないか。閑話休題!

チーム強化の点で重要なのは、競争力の先端水準の現象を把握して、問題を明確にして対策していく水準でのコミュニケーション能力である。これには、固有技術をしっかり管理出来る管理技術が必要になるのだが、この水準のコミュニケーションは現実には非常に難しく、その世界の人同士でも十分にコミュニケーション出来ている例は少ないのではないか?

よく現役に言うことは、よく見ろ判断しろ、判断が体の動きに遅れるな!遅れたらスピード違反だ!
意識的でも無意識でも判断が先行すように練習し、プレーしろ!strong>
posted by BB Consultant at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | プレイ研究・時間研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シュートに繋がるパス

パスの種類は沢山ある。片手・両手、アンダーハンド・オーバーヘッド、プッシュ・フリップ、ループ・バンド、など。両手のプッシュパスは、一つの構えからノーモーションで多方面にパスを発射できるからもっとも多用される。プッシュパスにも多様な種類があって、発射する高さについて、肩・胸・腹・膝とあるし、それぞれ球が手から離れるメカニズムに違いがある。横方向の発射位置について、左・右・中央と数えると、プッシュパスだけでも4×3=12種類と数えられる。それぞれのパスのタイプについて練習しないと出来るようにならないが、少しの時間で習得できる。パスの種類の選択と切り替えについても、先ず、基本的には出来る状態にならないといけない。習得のレベルは無限で、各プレーヤーの能力と直結する。

パスは、受け手が次のプレーをやりやすいようにするもので、所謂「顧客満足」が目標になる。具体的には、ノーモーションで、正確なパスを出すことが目標になる。

パスは、攻撃プレーの繋ぎ、人間社会に例えればコミュニケーションに似ている。
ボールをシュートエリアに運ぶのに使われるパス、相手の守りを混乱させるのに使われるパス、それに、シュートに直結するパスに大別してもよいだろう。

前のゲームの後で、周囲の状況を見て判断することにより、ボール保持者とパスの受け手の間合いとお互いにミートする動きの精度を高めることを話したので、今日のゲームの後では、シュートに直結するパスについて、具体的に取り上げて技術を磨くことの重要性を話した。
どうも、具体的に取り上げての練習に時間を割いていないようだった。45度からハイポスト、ローポストへのパスの供給については、自分の相手とトリプルスレットで対峙する中から、適切なパスが味方に届くように、必要な技術を身につけないといけない。45度から、逆サイドのコーナーに待機している味方にオーバーヘッドで良いパスを通す技術も同様である。
今日のゲームの相手は、ピックオフプレーから、バウンドパスを通すプレーを練習中の様で、果敢にトライしては失敗するケースが目立ったが、うちのチームより先進チームだったといえる。
posted by BB Consultant at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | プレイ研究・時間研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月21日

パスキャッチと同時にシュートポジション完成他

コートに入ったら、うちのチームはシュート練習中、2グループに分かれて、Aグループの先頭のプレーヤーがボールを持ち、Bグループの先頭がシュートの場所に動くのにパスする、Bのプレーヤーはボールを受けてジャンプシュートする。プレーヤーは、それぞれの別なグループの末尾につく流れでよく見かけるシュート練習のグループ活動である。

見ると、問題が二つ見えた。
(1)パスがシューターのスィートスポットに行かないでばらつく
(2)シューターの動作は、次のようになっている:
1.走ってきて、軽く飛び上がる
2.空中でボールをキャッチ
3.第一歩目を着地
4.第二歩目を着地
5.膝を曲げ、背筋を伸ばし、ゴールを見る

6.ボールをシュートする位置に移動しつつ、飛び上がる
7.ボールをリリースする

以上の工程の問題は、同時であるべき、2.3.4.5.を順番に行ったのでは、無駄な時間を生じて、相手方に対応する余裕を与えるので不利であることが自明である。時間の長さは、多分10分の1か2秒程度だろうが、1メートルぐらいは走って移動できる時間である。その上、各自が注意さえすれば容易に改善できる。改善しないで放置すると、無駄な時間を費やしてシュートする悪い癖をつけるために練習時間を使っていることになってしまう。

この際は、年の効を活用させてもらって、即刻、介入してカイゼンを促した。意識してやれば簡単にできることだから、シュート練習が、引き締まり、成功率が向上したことは言うまでもない。

直後に行われたゲームでも、チームとしてのシュートがいつもより引き締まっているように感じたのは気のせいでもあるまい。

「どういう方法で練習するのが効率がよいですか?」という質問が出なかったのは、ちょっと不気味だが、個人でも出来ることなので、早急に実効に繋がって欲しい。
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2013年07月09日

コーチの目線でゲームを見る_4

バスケットを科学する:

大学の社会人教育講座に「サービス科学」があった。それなら、当然「バスケットの科学」があって然るべきである。

既にニュートンの諸法則を活用しているし、IEの時間研究、動作研究、動線分析、連合作業分析、生産・品質管理のPDCAサイクル、問題解決、コミュニケーション・リーダーシップ、医学でも運動神経と関節・靭帯・筋肉に関する知識、など科学的アプローチを利用している。ただ、これらの知識の活用法が、体系化されているとはいえない。それは、既に述べたように、「現状の把握と関係者間での共有」が、現実問題として難しいことに原因がある。

私の理解するところでは、畑先生は、自分の頭の中では、前述のメモに記録される状況情報をかなり把握しておられて、必要に応じて、教え子たちと情報を共有して、私たちを指導しておられたのだと思っている。私が接した他の指導者で、そのような状況把握が出来ていたと思われる人を知らない。

畑先生の指導法は、「何をやれ」について、いつ、どこで、どのように、が明示されている。5W1Hが明示されていて、「正確にやれ」という指示が具体的な意味を持っている。その体の使い方を、ゲームのどの場面で実践するのか、初期の訓練から、実践段階まで、段階を経て組み立てていくわけである。新しい技術を開発して宇宙ロケットを打ち上げようとするのと考え方は全く同じである。

畑先生は「へばったら頑張れ」という素晴らしい論考を書いておられるが、これでは、具体性に乏しくて分からないよ、という人が多い。読み手の方に感応する下地がないと伝わらないらしい。

という訳で、このブログは、バスケットを科学することを方針としたい。その第一歩は現状の把握、問題点の明確化である。
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2013年07月08日

コーチの目線でゲームを見る_3

チームは、練習熱心、よく走るが、バスケットのシステムとしては、無駄が多いので、改善の余地が大きい。自分たちで、問題を解決して良くなりたいという気持ちが強い。良いヒントに感応すれば、大幅に改善される可能性がある。

ゲーム終了後に、円陣を組んで挨拶に来るメンバーに話すだけだから、どこまで受け取っているのかは保証できないが、最近指摘した点は、凡そ次の通りである:

1.ターンオーバーをなくせ;スコアシートに数字になっているので、自発的努力に期待しているが、改善に個人差がある。

2.常に、目と頭を働かせろ!そして、身体を動かせ!

3.バスケット特有の体の使い方は、反復して習慣にしろ!ピボットの訓練をせよ!

4.自分が打つシュートを反復練習し、ゲーム中は、そのシュートチャンスにはシュートせよ!

5.ボールを受ける瞬間は、シュートチャンスと心得よ!

6.ドリブルしてシュートより、パスを受けてシュートの方が成功率が高い。

7.味方同士の連携を良くせよ!味方の邪魔するな!ボールマンが、パスしたいときに受けに出ろ!相手いる味方にパスをせよ!

8.リバウンドに駆けつけろ!

などであるが、以上のコメントは、現場の観察、前述したようなメモによるもので、時間があれば、各プレーヤーと具体的状球を共有して、課題に落として、練習方法をそれぞれ工夫することができる。逆にいえば、そのようなことを可能にするように、前回示したようなメモ魔になる必要があるのである。
posted by BB Consultant at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | プレイ研究・時間研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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